こんにちは。公認心理師のSです。
冬になると、理由ははっきりしないのに気分が沈んだり、やる気が出なくなったりする人は少なくありません。
朝起きた瞬間から体が重く感じたり、何をするにも億劫で、「このまま一日が始まってしまうのがつらい」と感じることもあるでしょう。
そんな状態が続くと、「自分はメンタルが弱いのかもしれない」「ちゃんと気持ちを切り替えられない自分がダメなんだ」と、自分を責めてしまう人も多いかもしれません。でも実は、それは決して特別なことでも、あなたの性格の問題でもありません。
寒さ、日照時間の短さ、生活リズムの乱れなど、冬は心と体に負荷がかかりやすい条件がいくつも重なります。だからこそ、この季節に必要なのは“完璧なセルフケア”や“前向きな気持ちを作る努力”ではなく、「これだけやっておけば大きく崩れない」という最低限のメンタル管理です。
・最低限のメンタル管理の考え方
最低限メンタル管理とは、「元気になること」や「前向きになること」を目標にしません。むしろ、無理に上向かせようとしないことが、この考え方の中心です。
目指すのは、次の3つだけです。
・大きく落ち込みすぎない
・自分を必要以上に責めない
・春が来るまで静かに持ちこたえる
冬に気分が落ちやすい自分を、「ダメだ」と切り捨てなくて大丈夫です。
調子が出ない日が続いたり、以前より弱くなったように感じたりしても、それはあなたが後退しているサインではありません。この季節特有の負荷に、心と体が正直に反応しているだけなのです。
この冬を乗り切るコツは、無理に元気になろうとしないこと、そして「ちゃんとしなきゃ」というプレッシャーを自分にかけすぎないことにあります。調子が悪い自分を直そうとするよりも、そっと支えてあげる視点を持つことが大切です。
今回紹介した3つの考え方を意識できていれば、それだけで十分です。何かを成し遂げなくても、大きく前進できなくても、あなたはちゃんと自分を守れていますし、この冬を越える力を持っています。
どうかこの冬は、“最低限でいい”という優しさを、自分自身に向けてあげてください。それは甘えではなく、次の季節へ進むための大切な準備です。
鎌倉ITクリエイター・ファクトリーでは、公認心理師のメンタルサポートを受けることができますので、気になる方は相談に来てください。



