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「もしも」より「今」—予期不安に振り回されない生き方—

職員のつぶやき

こんにちは。職業指導員の森園です。 今日で東日本大震災から15年が経ちました。

私は当時、神奈川県在住の中学1年生でした。5時間目の総合の授業中、クラスメイトとグループになって和やかに話していたその瞬間、突然教室が大きく揺れました。日頃の避難訓練のおかげで体は自然と机の下へ動きましたが、突然の激しい揺れに泣き叫ぶクラスメイトの姿を目の当たりにして、「本当に地震が起きているんだ」と、ようやく現実を理解しました。

あれから15年。今もなお、南海トラフや首都直下型地震はいつ起きてもおかしくないと言われています。そういった特集をテレビで見かけるたびに、「もしこの規模の地震が起きたら、私や家族はどうなるのだろう」と不安になってしまい、私はついチャンネルを変えてしまいます。

まだ起きていないことを想像して不安になる、これを「予期不安」といいます。 予期不安には良い面もあります。「備えなければ」と防災グッズを見直すきっかけになるように、行動を促す力があります。しかし、過度に不安を抱え続けると、今この瞬間に大切にすべきことが、どこかおろそかになってしまいます。

震災に限らず、日常の中でも「こうなったらどうしよう」と予期不安を感じることは、誰しも一度はあるのではないでしょうか。 そんな時におすすめしたいのが、「今を生きる」という考え方です。 地震が起きるかもしれないし、起きないかもしれない。どれだけ今不安に思っても、未来は変えられません。だったら、いざという時は「未来の自分」に託して、今の自分にできることに専念する。

そんなふうに気持ちを切り替えてみませんか。 「地震はコントロールできないけど、今日の自分の食べ過ぎは止められる」 「家族の命が守れるかは分からないけど、今の自分の健康は守れる」 今の自分が幸せに過ごすためにできることへ、まず目を向ける。それだけで、もしもの時が来ても、きっと後悔は少なくなるはずです。 予期不安に苛まれそうになったら、ぜひ思い出してみてください。大切なのは、今ここにいる自分のことです。