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「箱庭療法」こころの奥を映す、小さな世界

公認心理師

公認心理師のSです。皆さんは「箱庭療法」ってご存じですか?

「なんとなく苦しいけれど、うまく言葉にできない」
「気持ちはあるけど、どう伝えたらいいか分からない」

そんな時、カウンセリングで「箱庭療法」が紹介されることがあります。

これは、言葉では語れない思いを、“箱庭”という小さな空間の中に自由に表現する心理療法です。

まるで自分の心の中を、そっとのぞくような感覚。

箱庭療法は、そんな静かで深い時間を提供してくれる、やさしいセラピーです。

言葉にするのが難しい「心のひだ」や、説明できないけれど確かに感じている感情。

そのようなものを、箱庭の中で自然に表現することで、自分自身との対話が始まります。

また、その表現を通して、自分が今置かれている状況や環境との関係性、他者との距離感、そしてこれまでの人生経験とどのようにつながっているのかを、間接的に感じ取ることも可能です。

そして、そこに現れるものには、「今の自分」だけでなく、「過去の自分」や「無意識の自分」が反映されていることもあります。

たとえば、思いがけず手に取ったミニチュアが、昔の記憶や忘れていた感情を呼び起こすこともあります。

箱庭を通じて、多層的な自分自身に気づくことができるのです。こうして、目に見える形で心を映し出す体験は、安心感や気づきをあたえてくれるかも知れません。